
セミナー運営は当日で終わりではありません。
参加者へのお礼やアンケート依頼、さらに次回案内のフォローまで行うことで「単発イベント」ではなく「リピート参加」につなげることができます。
今回は、セミナー終了後に送るメールの効果的なタイミングと内容についてご紹介します。
セミナー終了後メールを送る目的
セミナー後のメールは単なる「お礼」ではなく、参加者との関係を深めるコミュニケーション手段です。
- 参加者の満足度を高める:感謝の気持ちを伝えることで「参加してよかった」と思ってもらえる。
- 学びを定着させる:資料や要点を再確認できるようにする
- 次回につなげるきっかけ:アンケートや次回案内を組み込むことで、リピーター獲得につながる。
「メールを送らなかった」「送るのが遅かった」ことで、参加者がセミナーを忘れてしまうのは非常にもったいないことです。
メール送信のベストタイミング
1. 終了直後~24時間以内:感謝+資料共有+アンケート依頼
最も重要なのは「即日~翌日中」に感謝メールを送ることです。
参加者の記憶が鮮明なうちにお礼を伝えることで、印象が強まります。
送信内容の例:
- 感謝の言葉
- 当日の資料(URLや添付)
- アンケートフォームのリンク
- 次回予定の簡単なご案内
2. 1週間後:次回案内や関連情報
ここでは「次回セミナーの案内」を送るのが効果的です。
「前回の学びをさらに深める」や「関連テーマのセミナー」として案内すると、自然に参加を検討してもらえる可能性が高くなります。
セミナー終了後メールに盛り込むべき内容ポイント
1. 感謝の気持ちを伝える
例:「この度は当セミナーにご参加いただき、誠にありがとうございました。」
シンプルで誠意のある表現が基本です。
2. 当日の振り返り
- セミナーのテーマや講師の一言を簡潔にまとめる
- 印象的なポイントを共有することで、学びの定着を助ける
3. 資料や追加コンテンツの提供
- セミナー資料PDF
- 補足の動画リンク
- 関連する記事や書籍の紹介
参加者に「参加した価値があった」と思わせるための工夫が必要です。
4. アンケートへの誘導
アンケートは運営改善だけでなく、次回の集客の材料にもなります。
- 回答は数分で終わる内容にする
- 回答特典を用意する(次回割引や限定資料など)
※会場でアンケートを記入している場合は、メールでの依頼は不要です。
5. 次回セミナーやサービス案内
最も大切なのは「次につなげる」ことです。
- 次回セミナーの日程案内
- 過去参加者限定の優先案内
- 継続的な学びの提案
感謝メールで簡潔に伝えて、約1週間後に再度のご案内だと参加者も検討しやすくなります。
実際のメール文例
1. 終了直後~24時間以内
件名:ご参加ありがとうございました|資料&アンケートのご案内
本文例:
この度は「●●セミナー」にご参加いただき、誠にありがとうございました。
当日ご紹介した資料を以下よりダウンロードいただけます。
▶ 資料ダウンロードリンク
セミナーで学んだ内容が、皆さまの今後の活動に少しでもお役に立てば幸いです。
また、今後のセミナー運営の参考とさせていただくため、ぜひアンケートへのご協力をお願いいたします。
お手数をおかけしますが、数分でご回答いただけますので、ぜひ率直なご意見をお聞かせください。
▶ アンケート回答フォームリンク
次回は「△△」をテーマに、●月●日に開催予定です。詳細は改めてご案内いたします。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
2. 1週間後の次回案内メール
件名:【優先案内】次回セミナー「△△」開催のお知らせ
本文例:
先日は「●●セミナー」にご参加いただき、誠にありがとうございました。
大変ご好評いただきました内容をさらに深掘りし、次回は「△△」をテーマに開催いたします。
●日程:●月●日(●)●時~●時
●会場:オンライン/東京会場
前回ご参加いただいた方には【先行申込枠】をご用意しております。
ぜひこの機会にお申込みください。
▶ 申込みはこちら
メール送信の注意点
- タイミングを逃さないこと:遅れると参加者の熱が冷めてしまう。
- 文章は簡潔に:長すぎると読まれない。要点を分かりやすく。
- 件名で開封率を上げる:「ご参加ありがとうございました」「次回優先案内」など明確に。
- 個別感を出す工夫:参加者の名前を差し込む、個別フォローを入れると効果大。
まとめ
セミナー後のメールは、参加者との関係を深める大切なフォローアップです。感謝・復習・改善・次回案内という流れを押さえることで、参加者は「丁寧にフォローしてくれるセミナー」と感じ、次回の参加意欲が高まります。
終了後メールを上手に活用して、次回の集客やリピーター獲得につなげていきましょう。