
「セミナーの運営って何から始めたらいいの?」「当日までに何を用意しておくべき?」そんな疑問を抱える方へ、企画から終了後のアフターケアまで、順を追ってお伝えします。
セミナーの企画
セミナー運営は、まずは”企画”から始まります。
企画では、テーマ・目的・ゴールをしっかり固めることが成功の鍵です。
ここで明確化が出来ないと、セミナーの内容がぶれてしまい参加者の満足度が下がってしまいます。
対象者の設定
- 誰に届けたいのか?(初心者・中級者・専門職など)
- 対象者の悩み・ニーズは何か?
テーマ設定
- 参加者が「参加したい」と思うテーマか
- 独自性はあるか? 他と差別化できる要素は?
ゴールの明確化
- セミナーの目的(知識提供・商品PR・集客)
- 参加者に「何を持ち帰ってもらうか」を明確に設定
※曖昧だと参加者は「何のためのセミナー?」となってしまう
所要時間と開催形式の検討
- 対面・オンライン・ハイブリッド形式 等、開催形式は様々
- メインは講話orグループワーク?
- 時間は2時間程度?それとも複数日程で開催なのか
事前準備
企画が固まったら、開催までの実務的な準備に移ります。
セミナーの成功はこの”事前準備“で決まると言っても過言ではありません。
日程と会場の確保
- 日程は参加者の都合の良い時間に設定
(例)社会人の副業セミナー:平日夜のオンラインや土日祝 等 - 会場はアクセスや設備の有無(プロジェクター・音響)を確認
講師・登壇者の依頼
- 依頼はなるべく早め
※理想は3ヶ月前まで(早ければ早いほどよし)、遅くとも開催1ヶ月半前までに - 講師プロフィールや写真、当日スライドの提出締切なども共有
告知と申込フォームの準備
- SNS・メール・チラシ等で告知開始
- 申し込みは記録として残る形式で管理
※口頭だと証明することが出来ず、トラブルになりやすい
参加費の設定と決済方法
- 参加費は有料?もしくは無料?
- 支払方法はオンライン決済や当日現金対応等、事前に決めておく
会場の下見
会場の下見は当日の”こんなはずではなかった…”を防ぐために、非常に重要です。
しっかりと確認しておくと、準備や当日運営が楽になります。
会場設備の確認
- プロジェクター、音響、マイク、Wi-Fiの有無
- 電源の位置、延長コードの必要性
- 会場での貸出品、持込不可の備品はあるか
会場のレイアウト確認
- 受付・講師席・講演スペース・トイレ位置など
- 講師控室、荷物置場は別途用意可能か
- 人の動線も確認(講師導線/参加者導線)
※可能であれば、レイアウト・入口等の写真を撮っておく
資料作成・印刷
セミナーに必要な資料は、内容と配布方法を考慮して準備します。
当日まで資料印刷が出来ないことが無いように確認を取りながら進めましょう。
内容構成のポイント
- 自己紹介/本題/まとめ・質疑応答
- 視覚的に見やすいスライド(1枚に詰め込みすぎない)
印刷タイミング
- 講師等の資料データは1週間前までに提出いただくように依頼
- 最終修正後、セミナー2~3日前に印刷するのが安心
- 印刷業者 or 自宅 or コンビニ? 用紙・サイズも確認
配布方法
- 対面:ファイル/ホチキス/クリップ分けなど
- オンライン:PDF配布、事前送付 or チャット共有
前日準備と当日朝の確認事項
忘れ物が無いようにリストを作成する等、うっかりミスを防ぐ工夫が必要です。
前日にやっておくこと
- チェックリストを基に、配布資料や備品の確認(USB/HDMI/筆記用具など)
- 荷物は一箇所にまとめておく
当日朝の確認
- 会場入りは90分前が目安(会場規模・開催形式によって変更)
- 電源、Wi-Fi、映像・音響のテスト
- 受付・誘導のスタッフ配置
当日の運営
当日は慌てないことが意識して、進行を行う必要があります。
複数のスタッフがいる場合は、誰が何を行うかを共有しましょう。
スタッフの役割(例)
- 受付:参加者名簿チェック、資料配布
- 講師対応:控室案内、時間案内、機材サポート
- 投影・音響:パソコン操作、音量調整、トラブル対応
- 司会:開始・終了のアナウンス、進行サポート
お見送りとアンケート回収
お見送り
- 出口付近で、参加者にお礼を伝える
- 講師へも丁寧にお礼の言葉を伝え、謝礼金がある場合はお渡し
アンケート
- 紙 or オンラインフォーム(Googleフォームなど)
- その場で記入 or QRコードで案内で回収率UP
片付け・事後対応・お礼の連絡
片付け
- 機材の撤収、忘れ物チェック、ゴミの持ち帰り
アフターケア
- 参加者へお礼メール+資料共有(希望者のみ)
- 講師・関係者へもお礼メール
- SNS投稿やレポート記事で開催報告を
セミナーのお手伝いさんのご案内
「こんな準備、自分ひとりでは大変…」 「進行中に機材トラブルがあったらどうしよう…」
そんな方のために、セミナー運営の裏方をまるっとサポートするサービスが \セミナーのお手伝いさん/です。
こんな方におすすめ
- 講師として話すことに集中したい方
- 小規模セミナーの運営が初めての方
- 限られた人数でセミナーを進行したい主催者様
対応可能なサポート内容
- Zoom操作や会場での音響・映像補助
- 資料の印刷・整頓・受付セットアップ
- 当日の進行サポート(受付・司会・誘導など)
▶ 詳しくはサービス案内もしくはお問い合わせフォームへどうぞ!
この記事が、あなたのセミナー運営の役に立てれば嬉しいです。